私自身何回も引越しを繰り返していろいろな賃貸物件に住んだことがあるので、賃貸物件探しの経験が何度もあります。物件探しもちょっとした趣味のようなもので、いいところがあったら引っ越したいと思いながら日々不動産情報をチェックしています。
物件を探す時に、当然、家賃、間取り、最寄り駅、駅から徒歩何分などの情報をチェックすると思いますが、経験上、物件選びで合わせてチェックしたほうがいいポイントをいくつか紹介します。
住み始めてみて一番重要なのは騒音や周辺などの環境です。一度内見しただけでも、近くが賑やかな場所か、どんな商店があるかなどはわかりますが、時間の許す限りその物件に自分の足で行ってみて周辺環境をチェックしたほうがいいです。不動産屋さんは内見の時車で送ってくれますが、私は敢えてそれを断って駅から徒歩で歩いてみて通り道の環境をチェックしています。
駅からの徒歩ルートで、不動産情報の所要時間は鵜呑みに出来ないというのは、単純に距離計算で記載しているからです。広い歩道があって途中に信号が少なければ、大人の足で早足で歩けば本当にその時間で駅に行けることもありますし、駅自体に行けても改札口が遠いとか、途中に大通りがあってなかなか換わらない信号を待たなければいけない、急勾配の坂があるなどのマイナス要因も実際に歩かないとわかりません。
バスで通勤するつもりだったけれど駅前駐輪場が充実していて、家の近くにサイクリングロードが完備されているので晴れていれば通勤に自転車が使えるなどの新発見などもあります。
距離や、どんな店があるかだけでなく動線も重要です。駅前にスーパーがたくさんあって、駅にも近い物件でも、スーパーと自宅が駅を挟んだ反対側にあるというだけで、駅から帰ってきて一旦反対側の出口から出て買い物をした後また駅の連絡通路を通って帰宅する毎日なら結局帰宅時間が長いのと同じになってしまいます。
時間を変えて訪れてみるのも重要で、昼間は緑豊かな静かな公園が近くにあっていい物件に夕方再訪してみると、カラスの溜まり場になって鳴き声がうるさすぎる事がわかって諦めたこともありますし、逆に駅から物件までの徒歩ルートに自分の趣味の専門店を発見して一気に検討ランクが上昇した物件もあります。
物件自体の他の人がどんな人か、大家さんがどんな人かなど、もしある程度探れるならこれから長く住むので、不審者にならない程度に調べることも必要です。
例えば、一度内見した後にもう一度検討して内見をお願いしたら、真剣に検討しているなら大家さんは快く応じてくれますし、その時に鍵を借りに行くなどの用事で大家さんがどんな人かを知ることも出来ます。
同じ建物に住んでいて、気軽に話せるような大家さんなら安心だと思う場合と、それだとプライバシーがなくて息苦しいとマイナスポイントと捉える場合などもあると思いますがいずれにしても契約する前に知っておきたい情報です。
また、マンション自体の空室状況も重要です。空室にはポストにテープが貼ってあってわかるようになっている物件なら、条件が悪くないのに空室だらけだったらその理由を探ってみるとか、自分の上や下の家が空室ならちょっとだけラッキーなのでポイントアップなどの情報を得られます。
自分が住んだ後の他の部屋の入れ替わりまでは自分ではどうしようも出来ないし上下左右がどんな人かもよほどでなければわかりませんが、少なくとも今現在空室なら上の階の騒音に悩まされる可能性が低い、下の階に神経質な人がいて入居後にトラブルになるなどの可能性が低くなります。自分の入居後に入ってきた人なら基本的に先住民には謙虚に接してくるのでいくらか安心です。
どれも絶対に調べないといけないことでも、調べれば絶対安心なことではありませんし、住めば都と言うように実際住み始めれば気に入って住めることがありますが、物件探しのときは是非、時間を取って実際に住み始めたときのことをシミュレーションしてみて自分の足で少しでも多くの情報を収集することがおすすめです。