病院・検査

人生初の鼻から入れる胃カメラ体験談

投稿日:2017年5月13日 更新日:

 

本日、人生初の胃カメラ検査をしてきたので、忘れないうちに体験談を書いておきます。

10日ほど前に体調を崩し、嘔吐して何日間か胃の調子が悪かったで病院に行きました。
結果的には一過性の風邪だったのですが、年齢も30代半ばを過ぎ一度しっかりした検査をしておいたほうが良いと先生にも言われ、胃カメラ検査をすることにしました。予約が2週間ほど先までいっぱいでしたが、運よく3日後の最後に入れてもらえました。

当日は13時開始の予定でしたが、病院から電話があり、混んでいて一時間ほど遅れそうということでした。
結局検査を開始したのは14時30分でした。午前0時から水以外は何も食べていませんのでお腹ペコペコです。

今回検査したのは臓器の「エコー検査」と食道・胃と十二指腸を見る「胃カメラ検査」です。

 

エコー検査

最初にエコー検査が行われました。妊娠した女性のお腹のあかちゃんを見るものと同じです。先生が「息を吸って止めて」など指示してくるのでその通りにします。
お腹にゼリーを塗り、小さな機械をのせるだけで全く痛みなどありません。体の向きを変えて肝臓・膵臓・腎臓・脾臓・胆嚢などの臓器に異常がないか確認していきます。エコー検査は10分ほどで終了しました。

 

胃カメラ検査

そして胃カメラの準備が始まりました。

今回入れたカメラは鼻から入れるタイプで太さは5㎜ほどです。口から入れるタイプと比べると管が細く負担が少ない・嘔吐が起きにくい・会話ができるメリットがあります。デメリットは細い分、映像が悪いと言われていましたが、技術の発達でかなり鮮明に撮影できるようになっているみたいです。

まず最初に鼻血を抑える薬を鼻に注入されました。入れた後は気持ち悪ですが少しだけ我慢します。

そしてカメラと同じ5㎜の太さの棒を鼻の奥まで通されました。穴を広げると同時に麻酔も兼ねているのだと思います。入れるときは多少痛みはありましたが、すぐに収まりました。

次に利き腕とは逆の腕の上腕に胃の働きを止める薬「抗コリン剤」を注射しました。

更に胃の中の泡を破壊する「ガスコンドロップ内用液」をコップ一杯飲みました。もちろん不味いですが、我慢できないほど不味くはないです。

ちなみに5㎜の棒は検査寸前まで鼻に刺さったままです。
そして5分ほど経つといよいよ本番です。

内視鏡が鼻から挿入され検査が始まりました。
麻酔は効いているので痛みはありませんが、何かが入っているのは感じますのでさすがに違和感を感じました。

先生は慣れた手つきでどんどん挿入していきます。
しかし喉の辺りをすぎるとそれほど何も感じなくなりました。どこまで入っているのかわからないような感じです。

ここでも先生が「息を吸って止めて」など指示がありますので従います。
そして入れた管を使って胃の中の水を吸い取り中身を空にします。

カメラの先が横に縦に曲がり、様々な角度で臓器内を撮影していきます。

そして最後に胃の中の組織を数か所とりました。
これはカメラの管からそのまま採取することができるので特に痛みなどはありませんでした。
採取した組織でピロリ菌の有無を調べたりするようです。

それにしても細い管なのに色々できるんだなぁと感心していました。10分~15分で胃カメラはスルスルと抜かれ、特に何事もなく終了しました。
私はそうでもなかったですが、検査中に唾液が口から垂れるほどでたり、空気を送り込むのでげっぷが出たりする人もいるようです。

 

検査→診察へ

最後に実際に内視鏡で撮影した写真を見ながら先生が解説してくれました。採取した組織の分析結果がわかるまでは10日ほどかかるそうで、この時は目視で異常がないか教えていただきました。正直リアルな自分の体の中身を見たことがなかったので気持ち悪い感じがしましたが、健康のためなので真剣に話を聞きました。

主に解説されていたことは胃の中のピロリ菌の有無についてです。実際私の胃にはピロリ菌はなく、何も異常はありませんでした。胃がんになる人はピロリ菌が99%いるそうで、ピロリ菌がいないと分かっただけでも安心感がありました。

料金は3割負担で9000円ほどでした。今回はエコー検査もしたので、胃カメラのみですと6000円ほどのようです。
終了後に以下の注意書きを渡されました。

「胃内視鏡検査を受けられた方へ」

・検査後、喉の麻酔がとれるまで1時間は必要です。
・1時間過ぎて、水を一口飲んでみてむせなければやわらかい消化のよいものから食べ始めてください。
・腹部のはった感じがありますが、検査中に入れた空気のためです。げっぷがでたり、時間の経過と共に楽になってきます。
・組織を取られた方は、アルコール、辛い物、刺激のあるものは当時は控えてください。
・検査後の車の運転はできるだけ避けてください。

 

まとめ

今回、初めて食道・胃・十二指腸内視鏡検査を受診したのですが、やってよかったなぁと思っています。自分の親から胃カメラの辛さを聞いたことがあったので正直不安でしたが、そこまで辛くはなかったです。口からいれるタイプはやったことがないので比較はできませんが、すぐに記事を書く余裕があるほど特に気分に変化はありません。休憩することもなくすぐに車で帰宅できました。

胃カメラ検査は何よりも先生の腕が大事な気がしました。私の母親は看護婦で他の病院のことも詳しいので、その情報を元にこの病院を選びました。知り合いや詳しい人から良い病院・先生を紹介してもらうことが内視鏡検査の負担を少なくする近道かなと感じました。

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